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川上カーマスートラ

海外での生活

「Borrow your money,please」

youtu.be

ドミトリーででイチャこいていた女に「お金を貸してくれ」とせびられる。
そして、昨日彼女とイチャこいていた同じドミトリーの男性が、ふたりでクラブかどっかに行った後、謎の失踪を遂げる。
彼女に聞いたところ、早朝チェックアウトしたとのことだが、果たして彼はどこへ消えたのか。

何やら昨夜、そのクラブでぼったくりにあったらしく、今手元にお金がないらしい。
ATMもすっからかんのようで、「明日の夕方友達がお金を送ってくれるから必ず返す」みたいなのだが、それにしても15000円は高額だ。
長時間の説得に折れ、とりあえず今日の宿泊代だけは貸してあげようとしたのだが、「一週間分払ってくれ」と泣きつかれる。
「信用できないなら私の証明書をあなたに預けるわ」とのことだが、バンコクのカオサンロードで偽造免許販売店を多数目の当たりにしているため、なかなか信用は難しい。

それなら宿のスタッフにその証明書を預けて、明日お金が振り込まれたらすぐ払えばいいじゃないか、と言ったら、「宿が満室だから今払わないと追い出される」と、なかなか着地のしどころが無い。
「だからそれなら今日の分だけは貸すよ」というと、「一週間分溜め込んでたのも貸してくれ」とのこと。

絶対明日の早朝無言のチェックアウトパターンじゃないのかこれは。

結局僕は「ドミトリーの人たちと割り勘ならいいよ」とか「一緒に宿のスタッフに頼んであげる」とかあの手この手を使ってケチ全開を貫き、ごめんなさいと拒否したのだけれど、やはりその後のドミトリーの居心地が悪い。
というか隣で寝てるけれど、この人今日も泊まるつもりじゃないか。
それなら早急じゃなくてもよかったじゃないか、一体なんなんだ。

海外でのこういった経験はよく耳にするけれど、もしこれがほんとに困っているのだったらと思うとへこむ。
実はそういった詐欺師はほんの一握りで、お金にだらしないというか頓着しない国民性であるがゆえに、お金の貸し借りは茶飯事だったとしたら。
これが島国が育んだ、集団社会における信頼関係の現れだったとしたら…。
こうでも書いておかないとちょっと罪悪感が付きまとってしまう。